街が好きな理由

関東に引っ越してきて、一年以上が経つ。今住んでいる街にも愛着がわいてきた。恋人が住んでいる街にも、よく飲みにいく街にも、たまに散歩しに行く海辺の街にも。思えばここは、昔から住んでみたいと願った都市だった。自分から選び取ったわけではなく、外…

繊細さなんて好きになれるわけないが、私が好きになるしかない

なんか仕事忙しすぎたときに会社のコンプラアンケートに答えたんだけど、匿名だと思って正直に答えたらあまりにも回答が正直すぎたらしく、内部監査の人から心配と問い合わせのメールが来ちゃいました。あなたの職場、大丈夫?あなたはしんどくない?って。…

アイディアマルチタスク症候群

いつも怠惰な私ですが、ゾーンに入るときはたまにあって、そういうときって今まで蓄えてきたインプット同士が急に脳内で手を結んで繋がりあうから、「え、ちょ、待って」と言いながら早急に浮かんだことをこうして文章に落とし込むんですね。そうすると今書…

学生時代、授業をサボれる人たちが羨ましかった

今週のお題「サボりたいこと」 学校の先生も、教科書も、両親も、子供に対して、いい子であれ、人に迷惑をかけるな、間違ったことをするなと教える。だけどその子が大人になった途端、一度くらい本気で喧嘩したほうが人と人は深く分かり合えるとか、人に迷惑…

高速バスの詩

胸に差し迫る感情がある。それを言語化できずに持て余して、端末とただ触れ合うだけで時間は消えていく。脳みそは溶け切っている、高速バスに乗るだけで胸がいっぱいになるような安直さ。恋愛や酒といった一時的で強烈なインパクトを与えてくれるものに、簡…

I am 同族嫌悪最上級人間

嫌われたくない。余計な感情に振り回されたくない。男といる方が楽だからさあ、とかいう女の子が嫌われることくらい知っている。敵を作りたくない。平穏にしていたい。ただ気楽な人と過ごしていたらその割合が男の子が多くなっただけで、それは決して他人に…

ひろゆきの切り抜き見てる割には真面目すぎる、私。

毎日毎日ペットボトルの飲料水を買っては捨ててる奴が、「子供は早く欲しいんだよね」とかほさいでたら、なんなんその無責任、クソが、とか、最近はほんの少しだけ、思ってしまっています(もちろん心の中でね)。 その子供を今の自分と同じ年齢まで生かせる…

カッコ悪いを知っている人はカッコいい

アイドルってジャニーズって(ハロプロも)やっぱすごいよ。確固たる物差しがない世界で生き続ける苦しさも不安も、私が身をもって体感したのはここ最近の話で、それでもアイドルたちは、そういった世界を思春期の頃から生き抜いている。自我なんてわかんな…

花束みたいな恋よりも、雑草同士が惹かれ合う恋がしたい

『花束みたいな恋をした』 この映画を見てからずっとしんどくて、しんどくてしんどくてたまらなかった。一つの恋の始まりと終わり、きれいなオチでぶつ切りのラブストーリーが終わるのではなく、この2人はこれから先も生きているのだろう、その彼らの人生の…

大人になったらペットなんて飼わない

家族でワンコを飼っている。彼はとってもかわいくて、愛おしくて、たまに一緒に布団で寝てあげようとするとしっぽをふって飛びついてきてくれるのが本当にかわいくて、大好きな存在だ。でも、たまに苦しくなる。何か突発的なことがない限り彼は私よりも先に…

大人になれたかどうかはわからないけれど、スティーブジョブズに共感できるようになった。

今週のお題「大人になったなと感じるとき」 自分はいつでも宙ぶらりんになっている気がする。世界は分断されていて、あーゆう系の人たち、こーゆう系の人たち、本を読むのが好きな落ち着いた人たち、常に友達と遊んでいる陽気な人たち、みたいに分かれていて…

地元の話

やっぱり帰ってきて早々、地元が嫌だ。 ここは東京やシンガポールに比べたら土地は大きいはずなのだけれど、人間関係は妙に狭くって街に繰り出せばすぐに知り合いに会う。そして初対面の人でも話し込むうちにすぐに共通の友達とか誰かしらと繋がる。そんな場…

SixTONESと私

彼らにハマったとき私は海外に住んでいて、当時契約してたSIMカードの特典で月25ギガ使い放題だったから、その容量を使い切りたいが為に職場への行き帰りバスの中でずっとYTFF2018を見ていたことを思い出しました。 理由はわからないけどとても心強かった。…

人間淘汰

他人の人生の背景となって生きていきたいと、自分は言ってた。もう二ヶ月以上前になるんだ、まだ私がシンガポールに住んでいたとき。その時すごく心が身軽だった。人と離れること、人と会えないこと、それが物理的な距離で絶対に無理だと約束されている、そ…

不要不急の感情ごっこ

みんな必死に、自分が生きる毎日に抑揚をつけようとしている。人々が疲弊し、心を荒ませ、自分の意見や主張、感情、考えをここぞとばかりにオンライン上で爆発させるのは、このおバカなウイルスが急速に拡大しているせいなのか。そのストレスのせいなのか。…

平均80点の国は生きづらい

綺麗事にはうんざりだ。就職活動で夢やビジョンを語らせるのだって、別にしなくてもいいんじゃないか、それで皆んなが無難な建前の夢を作り込んでしまうくらいならば。大きな目標とか、立派な夢とか、なくたっていいじゃないか、と思う。それなら、最初から…

ビスマルクだって未来はわからない

もしかしたら今、人生で一番自分を圧倒する出来事に直面しているのかもしれないなあと感じている。生きていると、多くはないけれど、あ、これが歴史が変わる瞬間か、って感じることがある。これは教科書に載るし、きっと一生残る歴史になるんだろうなあって…

年度末の過ごし方

去年の3月31日はなかなか、印象的だった。みんなが明日から社会人だって言ってる中、私は明日から何者でもない何かになっちゃうんだって思って、その何とも言えない不安の中にいた。抗うこともできないし、否定することもできないから、何もできないんだけど…

そのくらいは考えてほしいなって

あなたが思う現代社会の問題点はなんですか?という設問に対して真っ先に浮かんだのが、「他人の指標で生きている人間が多すぎる」ということだった。中学生が何人かと連れ立っておトイレに行くこともそうだし、会社の大きさとか大学のネームバリューとか、…

On the Way Back

今朝、住んでいる家のヘルパーであるおばあちゃんが作ってくれたチキンカレーを食べて、家を出た。そんなに沢山の人と関わったわけではないけれど、それでも私のシンガポール生活を語る上で欠かせないんだろうなと思う人たちには幸いにして何人か出会えた。…

海外ニート生活

私は今まで人生が楽しくないと嘆いている人の気持ちが全く理解できなかったのだけれど、最近はなんだかそれがわかるような気がしてきているから、調子が狂う。 私はずうっと海外での生活に憧れていた。英語で国を超えた人々とコミュニケーションを取り、異国…

Novelty Wear Off

The novelty wears off. 日本に住む外国人の友達から教えてもらった。私は海外生活に憧れがあったから、日本に住んでいる外国人の友達に、海外で住むってどんな感じなの?と聞いた返事がこれだった。目新しいのは最初だけ。 昔はこの言葉の意味がわからなか…

道行く日本人は最近彼女に振られた大学生の男の子だった

シンガポールにはクラークキーという街がある。島内No. 1のパーティースポットで、ジャズミュージックの生演奏が聴けるパブからクラブ、居酒屋まで、様々な形でお酒を楽しむことができる。煌びやかなネオンの明かりから鳴り響く音楽まで、全てが人々をスーパ…

On the Flip Side

スラム街を彷彿とさせる景色は、ふいに入り込んだ裏路地に当然のように存在するからたまにびっくりしてしまう。日本と比べたら裏の面を隠すという意味でシンガポールは爪が甘い気がするのだけど、それは決して悪口ではなく、むしろ褒め言葉だ。表には裏があ…

Friend with Benefit

肉体関係を持って、でもお付き合いはしていない、いわゆるセフレと呼ばれる人との付き合い方について。ただ体の関係を持つだけじゃなくて、普通のカップルみたいにデートしたり、将来の夢についてちょっと真剣に話してみたり。私にとっては事の延長線上に肉…

ピンボケくらいの関係性

他人の人生の背景になるくらいがちょうどいい。目の前の物体にピントをあわせたせいでピンボケしちゃっている写真の背景のような、他人にとってそういう存在であることが一番心地良いと私は思う。そして私がそう思うのと同じように、私を取り巻く人たちも私…

理想のお金持ち

ご飯は毎日、基本的に自炊。お昼ご飯もお弁当。休みの日は思い切り使うこともあるけれど、基本的にはずっと節約生活。お昼ご飯の後は毎日物足りなくて、お腹いっぱいにシンガポールフードが食べられたらなぁと考えるけど、それはそれで眠くなるからいいやと…

English is Art or Tool?

最近見たTEDで面白かったの。今の自分とリンクする内容で興味深くて、かつ少しだけ励ましてもらえた気がする。 英語を話すときはピアノを演奏するときみたいに完璧さを求めるんじゃなくて、ビデオゲームをするときみたいに、失敗することや他人からの評価な…

シンガポール MRT:Driverless Train

前からなんとなく無機質なイメージを持っていたシンガポールのMRT。 時間が正確で、何の乱れもなくひっきりなしにスマートに電車がやってくるので、いい意味でその運営の背後に人の気配が全く感じられなかった。 だから、誰がどうやって運転しているのだろう…

December

ふと思った、自分の進路や将来についていろんな選択肢があって、そのことで頭を悩ませることができるって、すごく幸せなこと。 その選択肢の多さ故に迷っちゃって、決めるのにとても時間がかかって、色んな選択肢の色んな未来をあれこれと考えて、出来る限り…